
今日はHuaweiのNova16をレビューします。韓国にいるときに開封、使用したので日本の技適には触れないです。
Huawei Nova16 レビュー
Nova 16 の概要
Nova16は今年の6月に発売したモデルです。無印、Pro、Ultraの3機種がありますが、主な違いはカメラ性能です。SoCはいずれもKirin9010S。SMICで作られた7nmプロセスです。

今回の記事では無印です。ちなみに購入元はTaobaoで日本への送料込み2400元でした。クレジットカードの請求額は59800円でした。
| 項目 | nova 16 | nova 16 Pro | nova 16 Ultra |
| 発売日 | 2026年6月 | 2026年6月 | 2026年6月 |
| 中国発売価格 | 2,999元〜 | 3,899元〜 | 4,699元〜 |
| OS(発売時) | HarmonyOS 6.1 | HarmonyOS 6.1 | HarmonyOS 6.1 |
| SoC | Kirin 9010S | Kirin 9010S | Kirin 9010S |
| 画面 | 6.68インチ OLED | 6.84インチ OLED | 6.84インチ OLED |
| 解像度 | 2800 × 1280 | 2856 × 1320 | 2856 × 1320 |
| リフレッシュレート | 最大120Hz | 1〜120Hz LTPO | 1〜120Hz LTPO |
| PWM調光 | 2160Hz | 2160Hz | 2160Hz |
| タッチサンプリング | 300Hz | 300Hz | 300Hz |
| 画面保護 | アルミノシリケート | Kunlun Glass | Kunlun Glass |
| RAM | 公式非公表 | 公式非公表 | 公式非公表 |
| ストレージ | 256 / 512GB | 256 / 512GB / 1TB | 256 / 512GB / 1TB |
| メインカメラ | 50MP・F1.9 | 200MP・F1.8・OIS | 200MP・F1.8・OIS |
| 望遠カメラ | 50MP・F2.6・OIS | 50MP・F2.6・OIS | 50MP・F2.2・OIS |
| 光学ズーム | 約3.3倍 | 約3.7倍 | 約3.7倍 |
| 超広角 | なし | 50MP・F2.2 | 50MP・F2.2・RYYB |
| 色再現用カメラ | 紅楓原色カメラ | 紅楓原色カメラ | 紅楓原色カメラ |
| インカメラ | 50MP・F2.4 | 50MP・F2.4 | 50MP・F2.4 |
| バッテリー | 7,000mAh | 7,000mAh | 7,000mAh |
| 有線充電 | 100W | 100W | 100W |
| ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 | 50W |
| ワイヤレス逆充電 | 非対応 | 非対応 | 7.5W |
| 防水・防塵 | IP65 | IP65 | IP68 / IP69 |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 7 |
| Bluetooth | 6 | 6 | 6 |
| NearLink | 対応 | 対応 | 対応 |
| NFC | 対応 | 対応 | 対応 |
| USB | USB Type-C 2.0 | USB Type-C 2.0 | USB Type-C(規格未確認) |
| 指紋認証 | 側面 | 側面 | 側面 |
| 本体サイズ | 159.6 × 75.5 × 7.3mm | 163 × 78 × 7.1mm | 163 × 78 × 7.1mm |
ハンズオン!




最後にHuaweiを使ったのはMate 20 Proなのでわくわくしてきました。NaerLinkは中国国内で使える衛生通信かな?




SIMカードはデュアルです。Harmony OSは日本語対応しています。

6万円の端末なのですが最近はハイエンドは20万円近くしますからね。Huaweiのデザインはずっと好きです。
カメラの隣が空いているのは、Ultraでは望遠レンズがこっちについているからだと思います。デザインいいな。あとロゴがロエベっぽくないか・・・?


気になる中身は?初Harmony OS

このスマホはHarmony OSという独自OSを搭載しています。アメリカからの制裁によりアンドロイドへのアクセスがなくなった結果自社開発ですね。
気合がすごい。それでもアンドロイドアプリを使える、という噂はちらほらありました。
そもそも中国国内で販売されているアンドロイドスマホはGoogle Playがインストールされておらず独自のアプリストアにより生態系が構築されています。
このブログのメイントピックであるロシアもrustoreという独自のアプリストアを構築し始めています。国内のアプリがGoogle Playから消されたらそれはそうなりますよね・・・




起動してみました。出荷時点だとHarmony OSのバージョンは6です。RAMは12GBですね。
SoCはKirin 9010S!!

ここでKirin SoCのおさらいです。
Huaweiはアメリカから制裁を受けました。Huaweiはハイシリコンという半導体設計会社を抱えており、自社で設計。昔はTSMCに作ってもらっていました。
当然制裁によりTSMCでは作れなくなりましたが、SMICという中国国内の会社に委託して作ってもらっています。SMIC自体は10年程度TSMCに遅れを取っています。ちなみに設計ソフトもほぼ米国製、PCIeとかLPDDRのIPも市場はほぼアメリカなのでここは国産と気合でなんとかしてるみたいです。まあ商業度外視して工場で試作しまくればいけるか。。。
現在の最新のSoCは2nmが製品として出てきました。iPhone 18ProでつかわれているA20 ProやXiaomi 18 Proで使われているSnapdragon Elite gen6はTSMCの2nmプロセスです。
このスマホで使われている7nmプロセスはSnapdragon 810、2017前後に商用化されたスマホとプロセスノードは同じです。Kirin9050とかHuaweiの最上折りたたスマホ(Mate90シリーズとか)は6nmみたいです。とはいえTSMCの6nmは7nmのシュリンクプロセスなので、ほぼ同一だと思います。ちなみにSMICもアメリカから制裁受けてます。
ソフトウェアの最適化や設計の最適化、自社IPの活用でスマホとしての使い勝手はかなり良いらしいです。
| 比較項目 | Kirin 9010S | Kirin 9020 | Kirin 9050 Pro |
| 位置づけ | 9010系改良版 | 上位世代 | 2026年上位フラッグシップ |
| 登場時期 | 2025年ごろ(資料差あり) | 2024年11月 | 2026年9月 |
| 製造プロセス | 7nm級と報告 | 7nm級と報告 | 6nmらしい |
| CPUコア数 | 8コア | 8コア | 9コア |
| CPUスレッド数 | 12スレッド | 12スレッド | 16スレッド |
| CPU構成 | 1+3+4 | 1+3+4 | 1+2+4+2 |
| 高性能コア | Taishan系 1×2.50GHz | Taishan系 1×2.50GHz | LinXi系 1×3.10GHz |
| 中性能コア | Taishan系 3×2.05GHz | Taishan系 3×2.15GHz | LinXi系 2×2.70GHz+4×2.20GHz |
| 省電力コア | 4×1.50GHz | 4×1.60GHz | 2×1.75GHz |
| GPU | Maleoon 920C(資料に相違あり) | Maleoon 920 | Maleoon 955(6CU、約1056MHz) |
| NPU | 詳細非公表 | Da Vinci系 | Da Vinci系 |
| 5G | 端末・地域仕様に依存 | 対応(端末仕様に依存) | 対応(端末仕様に依存) |
| AnTuTu | 比較サイトで約129万(v11、参考) | 比較サイトで約138万(v11、参考) | 約190万(AnTuTu v11・参考) |
| Geekbench 6 単核 | 比較サイトで約1,442(参考) | 比較サイトで約1,648(参考) | 約1,636(参考) |
| Geekbench 6 多核 | 比較サイトで約4,443(参考) | 比較サイトで約5,420(参考) | 約5,775(参考) |
| 性能の見方 | 日常用途は十分な水準 | 9010SよりCPU性能が高い傾向 | 3製品中で最も高性能な上位SoC |
| 情報の注意 | 仕様・測定値は非公式情報を含む | 仕様・測定値は非公式情報を含む | 非公式解析・測定値を含む。9050 Proの情報 |

Taishanというコアが使われています。これはARMから買ったキットや命令セットをベースに設計した自社コアです。
9010SではARM Core1が搭載されています。これはコアを買い切っているようです。ARMの最新技術はTSMCに最適化されているようなのでHuaweiがほぼ設計しているようです。ARMはイギリス企業なので、アメリカの制裁の枠組みには入っていませんが積極的な取引はするはずもなく。USBも2.0なのはSynopsysやCadenceのI/P IPコアを買えないからですね。
ちなみに最近のSnapdragonは周波数5ギガヘルツ超えてます。Taishanも3ギガヘルツいくかいかないかくらいだからなかなかハードウェアの性能で比較したら見劣りはしますね




早速Harmony OSを7にアップデートしました。日本語フリック入力は最近shunti というアプリがHuaweiのアプリストアよりダウンロードできました。数字がアルファベットの下入力なのがなれない。まあないよりマシです。
EasyAbroadというのがアンドロイドアプリをダウンロードするアプリです。脱アンドロイドをしたはずなのに意味不明ですが、コンテナ上で動かしているようです。Linux環境におけるWINEみたいなもの?誰か教えてください。




EasyAbroadは中国人は海外に出たときに困らないためにあるようです。EasyAbroadというかHarmony OSの開発が中国国内以外認めていないようなので寛大な措置です。ここにあるのは目安ですが、日本のアプリもアメリカのもロシアのあります。。。これもう普通に日本で使えるんじゃ・・・



システム既定のアプリは 日本語、プリインアプリは中国語、EasyAbroad経由のアプリは基本英語(日本でしかないアプリは日本語)になっています。ふつーに使えそう。。。



はい、めっちゃヌルヌルにXもYoutubeもみれました。どちらもアメリカのアプリなので英語です。どうやって日本語にするかはわかりませんでした。
画像は載せませんが三井住友銀行アプリやPaypay等もふつーに使えました。


薄々感じていましたが、EasyAbroadにないものも大半はダウンロードできました。
テレグラムやメルカリ、昔よくやってたパワプロアプリもできた。。。



私が勘違いしていたようですが、EasyAbroadはアプリストアではなく環境構築みたいなものなので、Chromeで検索してGoogle Playのリンクをクリックすると
大半のものはダウンロード、インストールできるみたいです。今のところインストールできなかったのはAntutuだけです。



QrioLockもTeslaアプリもパワプロアプリも全部起動、動作しました。もうこれ日本でつかえるじゃん・・・
| 通信方式 | 周波数帯 | nova 16の対応 | 楽天モバイルでの用途 | 実機での利用状況 |
|---|---|---|---|---|
| 4G LTE | Band 3(1.7GHz帯) | ◯ | 4G主力回線 | ✅ 通信確認済み |
| 4G LTE | Band 28(700MHz帯) | × ※ | プラチナバンド | ❌ 非対応の可能性 |
| 5G NR | n77(3.7GHz帯) | ◯ ※ | 5G Sub6 | ⚠️ 接続未確認 |
| 5G NR | n257(28GHz帯) | × ※ | 5Gミリ波 | ❌ 非対応の可能性 |

楽天モバイルでも使えそう。n77対応してるじゃん。あと仕様なのかわかりませんがHuawei端末は5G接続してても表記は4Gです。
Huawei端末でできなかったこと

なんかもう日本で使えそうな気はしますが、技適もあるしまあアンドロイド使えばいいし、、、というのもありますが一応できないことをまとめます。
1.アンドロイドアプリのウィジェットが作成不可
乗り換え案内とかテスラのショートカットボタンとかを置けないのは厳しいです
2.UI変更が不可
アンドロイドだと当たり前に使えるホーム画面の編集が難しいです。というか中国アプリを使えばいけそうですが純正のテーマアプリすら
中国本土ユーザじゃないと使えない、という画面が出てきます。まあもともと使いやすいからいいけど
3.クレカのタッチ決済ができない
中国本土向けなので、銀聯カード以外のタッチ決済追加ができません。当然FeliCaなんてものは搭載されていません。
Google Payはインストールできましたがカード追加不可。Curve Payなどは欧州ユーザ限定、と環境的にNFCはあるのにタッチ決済が現状できません。
とはいえPaypayは使えますし、アプリ的にも回避手段はありそうなのでもしかしたらできるかもです。
結論!Huawei端末は日本で使っちゃダメだしちょい不便だけど普通に使える!

もうタイトルに書いてありますが、普通に日本人がサブ用途で困らないくらいには使えるスマホです。使っちゃだめだけど。
思った以上にアンドロイドアプリがスムーズにかつ無加工で動きます。使えないアプリはほぼない(EasyAbroadが確認したら使える仕様っぽい)
のとAPKで手間かけたらたぶんなんでもできます。Huawei端末のハードウェア/ソフトウェアの作り込みは素晴らしいですね。似たりよったりが多い中で尖った性能、デザインを先駆的にやり続けているのはHuaweiだけだと強く思いました。
Huawei、すごいぞ。また日本でちゃんと使えるスマホ、リリースしてくれ!