【ドイツ伝統の工業製品】Sternsteiger（シュテルンシュタイガー）の440層100％ダマスカス包丁をレビュー！

友人宅にお邪魔した時にダマスカス包丁を使ってるのを見て、めっちゃかっこいい！とテンションが上がったのが一年前です。レビューの機会を偶然頂いたのですが、使ってみて本当に良いものだと思いました。余談ですがロシアでもドイツ製＝高品質の印象がありお店でもドイツ包丁を全面的に出したお店も多いです。今回はフルダマスカスの本格刃包丁をレビューさせていただきます。

ダマスカス包丁は独特の木目調の模様とその高い品質から日本でもよく見ることが出来る包丁です。ですが一般的に流通しているダマスカス包丁は安価なステンレスを混ぜることで硬度を出しています。しかしながら包丁は硬ければ硬いほど良いものでもなくある程度のしなりがあるともっと使いやすくなります。今回のダマスカス包丁はフルダマスカス。余計なステンレスが入っておらず実用面で優れています。後まじり物がないものだと愛着がわきますね。層数も440。一般的なステンレスと組み合えせたものと比べて10倍も層数があるみたいです。

製造元メーカーであるSternsteiger（シュテルンシュタイガー）が多数手掛ける包丁のなかでも最も歴史のあるベーシックなシリーズとなります。ただベーシックながらも、シンプル・イズ・ベストな洗練されたデザインを今回は用意されています。

今回提供頂いたサンプルはレインドロップ型の三徳包丁です。もっともベーシックなものなります。しっかり木箱に入ってるのでプレゼント用にも見栄えしますね。

中にはプロモーション用紙が入ってました。サンプルはまだ日本では出回っていない海外のものなので変更になる可能性があります。どうやって作られてるか知るのは楽しいですね。思った以上の大掛かりに作られています。ドイツ語読めない・・・

メーカー名が入っています。木箱はなんちゃって木箱ではなく本物ですね。横にスライドして開けます。

包丁には包装がぱっちりされています。高品質の認定証がついていますね。認定を通すと自社認定でもない限りお金がかかるのでこだわりが感じられます。

きれいな柄です。柄もきちんとしたスペイン産のものを使ってるだけありますね。輸送中の事故を防ぐために包丁の先端と下の方にガードが付いてます。さすが高級包丁

近くにあったボトルと比べてみました。大きさは少し小ぶりです。思ったよりも軽く使い回しが良さそうです。

刻印が入っています。かっこいい。刃渡りは16.5cmですね。理由なく持ち歩くのはやめたほうが良さそうな刃渡りです。

ダマスカス包丁を使ったことがある奥さんの登場です。使ったことがあるものは10000円くらいのステンレス混合のものでした。それと比べて今回の100％ダマスカス包丁はちょうど良い重さで好きとのことでした。軽すぎても使いにくいのは主婦あるあるではないでしょうか。

まずはりんごで試してみました。サクサク切れます。りんごだけ切るなら家にあった貝印の5000円くらいの包丁と変わりません。僕の奥さんは重さが程よくサクサク切れるとのことです。

次は冷凍エビです。カチカチになっているものを使っています。これは切り心地がかなり違いました。貝印だと結構引っかかりがあり押している感覚が強いのですが、ダマスカス包丁だと軽い力で切れます。ダマスカス100％なので切れ味もさることながらしなっている効果が実感できています。

最後は肉です。ステーキ肉を用意しました。これもかなり効果を実感できます。押して引いてを繰り返すだけなのですが明らかにスムーズに切れます。料理で使うメインどころなのでここがスムーズだと嬉しいですね。肉を切るときのなかなか切れないストレスが少ないのでこの点は本当に良いと思いました。料理も楽しくなりそうです。

貝印の包丁は今回のために研いだのですが、かなり差が出ました。ダマスカスだとひと引き、貝印だと２,3引き必要です。このスムーズさは気持ちいい。戻れる気がしないですね。

右がダマスカス、左が貝印です。ダマスカスの方は切り口がはっきりと分かれてますね。押し込んでると切ってるの差が強く感じられます。

せっかく少しいい肉を買ったので奮発して叙々苑のたれと一緒に頂きました。最後は全部ダマスカスで切りました。美味！！最高！！

一般的なダマスカス包丁よりもワンランク上の製品なので、せっかく1万円以上出すなら100％の方を買いたいと思いました。しなりも一般利用でかなり実感できます。高品質で長く使えるものなので愛着が湧くデザインも素晴らしいです。