ロシアの金属系の資源の会社はたくさんあるけど、どこがなにをやってるかよくわからないですよね。
ノリリスクニッケルがパラジウムを採掘してることは聞いたことがあるけど、他の会社はよくわからないね。
ポイント
ロシアの金属系の会社はどこも大手ばかり
統合を繰り返したことによりロシア国内の大企業ではなく世界の大企業が多い
ロシアの金属系の会社
ノリリスクニッケル/Норильский никель
ノリリスクニッケルはニッケルとパラジウムの採掘、生産をメインの事業とする会社です。
パラジウムは排ガスを減らすために自動車のフィルターにつけられたりしてるので排ガス基準が厳しくなるたびにニーズが上がるよ。ニッケルは高耐久金属として業務用で使われたり硬貨に使われたりするよ。ノリリスクニッケルは銅やプラチナでも高い生産量を誇るよ
ノリリスクニッケルの事業内容
ニッケルの採掘、生産
パラジウムの採掘、生産
銅の採掘、生産
プラチナの採掘、生産
ノリリスクニッケルの会社情報
売上高:1兆7000億ルーブル(約3兆円) 2021年度
利益:6000億ルーブル(約1兆円)2021年度
株価:21302ルーブル 2022年4月29日現在
時価総額:3.3兆ルーブル(約6兆円)2022年4月29日現在
株価収益率(PER):7.75
一株当たり利益(EPS):3011ルーブル
ルサール/РУСАЛ
ルサールは世界第二位のアルミニウム生産会社です。最近Macbookのアルミニウムはロシア産のことが話題になりましたね。香港証券取引所にも上場していたりCEOが中国系だったりして中国とつながりが強い会社です。
ルサールの事業内容
アルミニウムの採掘、生産
ルサールの会社情報
売上高:1兆300億ルーブル(約2兆円) 2021年度
利益:2571億ルーブル(約3000億円)2021年度
株価:67.5ルーブル 2022年4月29日現在
時価総額:9000億ルーブル(約1兆3000億円)2022年4月29日現在
株価収益率(PER):4.66
一株当たり利益(EPS):14.01ルーブル
セヴェルスターリ/Северсталь
セヴェルスターリはロシアで最大の製鉄企業です。鉄は他の金属と違って用途が想像しやすいですね。
セヴェルスターリの事業内容
鉄鋼の採掘、生産
セヴェルスターリの会社情報
売上高:1兆1150億ルーブル(約2兆円)2021年度
利益:5000億ルーブル(約1兆円)2021年度
株価:1096ルーブル 2022年4月29日現在
時価総額:5.6兆ルーブル(約8兆円)2022年4月29日現在
株価収益率(PER):3.31
一株当たり利益(EPS):400ルーブル
メチェル/Мечел
メチェルは石炭や鉄鉱を採掘するロシアの名門企業です。ニッケルの採掘場も規模は小さいですが保有しています。
メチェルの事業内容
石炭の採掘、生産
鉄の採掘、生産
ニッケルの採掘、生産
メチェルの会社情報
売上高:4000億ルーブル(約8000億円)2021年度
利益:1000億ルーブル(約1500億円)2021年度
株価:133ルーブル 2022年4月29日現在
時価総額:794億ルーブル(約1000億円)2022年4月29日現在
株価収益率(PER):0.65
一株当たり利益(EPS):95ルーブル
Russian Copper Company/Русская медная компания
Russian Copper Companyは銅の採掘、生産でロシア一位の会社です。銅も生活の様々なところに使われているので企業価値の高さがわかりますね。
Russian Copperの事業内容
銅の採掘、生産
Russiam Copper Comapnyは英語Wikiもなく情報が少なかったです。2020年度の売上が2450億ルーブルであることはロシア語wikiから掴めました。
まとめ
エネルギー資源と比べるとギガ企業は少ないですがそれでも供給量が多いので世界の資源価格に多大な影響をロシア企業は持っています。
ぼくはセヴェルスターリの株を持ってるよ。高配当が魅力的だね